『母なるドゥエロ川－リッパドリィのほとりで』 オンタニョンの美学は、新しいワイナリー「リッパドリィ」にも。 リオハを拠点とし自社畑にこだわるオンタニョンがスペインワインの将来の可能性を見据え、ルエダとリベラ・デル・ドゥエロの地に畑を所有しワイナリーを設立したのは４０年ほど前。以来、成長著しいこの二つのワイナリーは新ブランド「リッパドリィ」としての歩みをスタートしました。 カスティージャ・レオン州に流れるドゥエロ川は白ブドウのベルデホ種の代表的な産地ルエダと、黒ブドウのテンプラニーリョ種の高級産地であるリベラデルドゥエロという二つの地域を支える母なる川として認識されていますが、そのドゥエロ川のいにしえの呼び名がリッパドリィでありラテン語に由来しています。 リッパドリィ・ベルデホは、中でも新ワイナリーを代表する白ワインで、ワイナリー改名の前から世界中で愛されてきました。 ブドウ品種の魅力を最大限に引き出す、というオンタニョンの哲学は新ワイナリーリッパドリィにも忠実に受け継がれています。徹底したブドウの選抜に始まり、夜間の収穫の後さらにブドウを少し冷やしてから始める製造工程では常に温度は一定に保たれています。長期間のマセラシオンの後、過剰な圧やフィルターをかけることなく、マストは自然に流れ落ち発酵が始まります。 ベルデホ種は芳醇な香りやエレガントなボリューム感など様々な魅力が挙げられる品種ですが、リッパドリィではその魅力を生き生きとしたはつらつさを損なうことなく表現することを強く意識しています。魚介類はもちろんのこと、濃厚な口当たりと最後に残る印象的な苦みはお肉やチーズなどと合わせてもお楽しみ頂けます。 【DOルエダ】 【ブドウ品種】　べルデホ100% 【熟成】　ステンレスタンク 【アルコール度数】　13.5% 【テイスティングノート】　やや緑がかった麦わら色。香りはライチ、スターフルーツ、レモン、ライム、グレープフルーツなどの果実に、ジャスミン、ユリの花、ほのかにジンチョウゲの香りが溶け込み、爽やかな森林の香りも感じさせる。骨格のしっかりしたクリアーな酸味が飲むごとに新鮮で爽やか。 【相性のよい料理】　生牡蠣、海老の鉄板焼き、ムール貝の白ワイン蒸し、白身魚のカルパッチョ、塩味のパスタ、スモークハム、豚肉のソテー、マンチェゴチーズなど